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これを読めば『濡れパン』が分かる①

この記事の目次

代表の黒崎です。

5月25日(火)に『濡れパン&フェードカットセミナー』を開催しました。リアルとオンラインのハイブリットセミナーでしたが、多くの方にご参加頂き熱気溢れる良い講習会となりました。

『濡れパン』は言葉のインパクトの強さが先行してしまい、現在様々な解釈や情報発信が行われています。今回の講習会で『濡れパン』の生みの親、延陽介さんから濡れパンのすべてをお話頂きました。今回はその内容を私なりにまとめてみました。

 

そもそも『濡れパン』って何?

 

濡れパン』の正式名称は『濡れた感じに仕上げるパンチパーマ』です。ウェット感の出るジェルで仕上げることで濡れたようなツヤ感を出します

アジア系に多い直毛剛毛の髪質には、アイロンで熱を入れることで乾かすだけでくせ毛風なスタイルができセットしやすくなるアイロンパーマは最適です。

しかし、古臭いイメージの残るアイロンパーマを今の若者に受け入れられるようにするにはどうしたら良いか?ということで考え出されたのが『濡れパン』でした。

 

 

パンチパーマ』というと全頭に根元からしっかりとアイロンを入れるため、強いカールがかかり昔ながらの『パンチ』になってしまいます。

濡れパン』は基本は根元にはアイロンは入れません。昔の技術を知っている方が見ると「こんなもんでいいのか?」と必ず言われます。こんなもんでいいんです!!

中間から毛先にかけて毛流をイメージしながら熱を入れていきます。またサイドをフェードで仕上げることで、より現代風なスタイルにアレンジしています。

 

 

 

『濡れパン』発祥の地、Hair Salon NOBU

 

新小岩にあるHair Salon NOBUのオーナー延陽介氏により、『濡れパン』は誕生しました。当初は地元の祭り好きな男性を中心に流行っていったそうです。祭りの季節になると『濡れパン』を希望する男性客で店は満席でした。

「イカツイ」「怖い」というパンチパーマのイメージをどうやって「カッコいい」に変えていくか?試行錯誤の上たどり着いたスタイルが『濡れパン』でした。

 

 

先日は歌舞伎役者の中村勘九郎さんが濡れパンをかけたことで話題になりました。しかも、テレビで『濡れパン』をアピールしてくれたことでさらに『濡れパン』の名は全国へ広がりました。

 

 

 

 

 

『濡れパン』のアピールポイントは土管!

 

延さんのインスタグラムのフォロアーは1万人を突破。SNSを活用して全国の理美容師さんへの情報発信も積極的に行うことで、『濡れパン』ブームはまさに全国区となってきました。

ところでSNSの延さんの投稿を観ていると、「土管」と言われるアイロンをまいた直後の状態の写真が多いことに気付きます。パンチパーマはアイロンをかけた直後は「大丈夫?こんなグリグリで?」というくらいカールが出ますが、洗うと自然な仕上がりになります。

延さん曰く「土管」状態の写真を載せた方が観ている方の反応が良いとの事。より美しい土管の写真を載せることが『濡れパン』技術者の一つのステータスとなるようです(笑)

 

 

 

『濡れパン』は商標登録申請済

最後になりますが、まさにこれから『濡れパン』ブームは日本全国に広がっていくことでしょう。しかし、『濡れパン』の言葉だけが先走り延さんの意図とは違う広がり方を懸念していました。延さんは営利目的での『濡れパン』の提案ではありません。理容業界の活性化、そして日本の髪文化向上の一助となるべく個人で『濡れパン』を提唱し続けてきました。

現在商標登録を申請中との事。『濡れパン』をメニューとすることに関してはどんどん推奨しています。またこのブログを読んでくださった方で、『濡れパン』の講習活動を行っている方は是非延さんに一報入れてみてください。みんなで濡れパンの輪を広げましょう!!

 

 

 

 

今後もさらに広がっていく様相の『濡れパン』ブームですが、発案者の想いが伝わるように延さんへのインタビューをさせて頂きながら、今後も情報発信させて頂きます。何か分からないことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

次週は皆さんが気になる『濡れパン』で使っている道具や材料についてお話したいと思います。

 

緊急告知!!次回オンエアの予定

2021年6月1日(火)18時25分~20時54分

テレビ東京【ありえへん∞世界】で「ありえへん髪型”濡れパン”その正体とは」というタイトルで放送が決定しました!!

濡れパンって何なの?という方、そして延さんファンの皆様。是非ご覧くださいね!!

 

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