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床屋さん必読!男性がシャンプーを選ぶ際の3つのポイント

この記事の目次

先日テレビでキーボードの特集を見ました。

パソコンを買うと無料で付いてくるあれです。

 

何も知らなければ、無料で付いてくる付属のキーボードを使用するでしょう。

しかし、その特集を見た私は有料の高価なキーボードが欲しくなりました。

違いが分かり、自分の悩みを解消してくれるならば高くても欲しいと思ったのです。

 

シャンプーも同じです。

特に男性は奥さんや母親が買ってきたシャンプーを使っているだけで、

こだわりを持っている方はほんの一握りですよね。

 

「あなたの使っているシャンプーは何ですか?」の質問に

80%以上の男性が答えられなかったというデータもあります。

あなたは即答できますか?

 

また、私の知る限り女性は自分には何千円もする高級シャンプーを買うにもかかわらず

旦那や息子にはなるべく安いシャンプーを買う傾向があります。

(これは実体験をもとにしているので、個人差はあるかとは思いますが・・・)

 

しかし、男性の抱える悩みである『抜け毛』をはじめ、

『フケ』『かゆみ』『臭い』などの髪や頭皮のトラブルには、

使用しているシャンプーが大きく影響を与えているのです。

 

ではどのようなシャンプーが男性には向いているのでしょうか?

本日は男性がシャンプーを選ぶ際の3つのポイントについてご説明します。

 

【男性がシャンプーを選ぶ際の3つのポイント】

1 透明なシャンプーを選ぼう!

2 シャンプーに洗浄力は求めるな!

3 薬用シャンプーの力はすごい!

 

 

1 透明なシャンプーを選ぼう。

 

シャンプーの成分はボトルに表記されていますが、

見てもカタカナばかりでちんぷんかんぷんでしょう。

よほどの専門知識を持っている方でないと読み取れないかと思います。

そこで簡単に成分を見分ける方法をお伝えします。

 

それはシャンプーの『』で見分ける方法です。

皆さんがご使用中のシャンプーは、どんな色をしていますか?

白濁色、もしくは透明。稀に色のついたシャンプーもあるかもしれませんね。

しかし大きく分けると、白濁透明に分けられます。

 

なぜ白濁するのか?それはちょっと理科の話になります。

光が液体を通過する際に屈折すると白濁して見えます。

逆に直進すると透明に見えます。

 

なぜ屈折するのか?

液体中に大きな分子の塊がある場合はその物質にぶつかることで光は屈折します。

 

ではその大きな分子とは何なのでしょう?

シャンプーにおいては、まずは油分が考えられます。

髪の毛の艶や手触りをよくするために油分を多く含んだシャンプーをよく見かけます。

油分は分子が大きい物が多いため、光が屈折し白濁して見えます。

 

つまり白濁色のシャンプーには、油分が多く含まれていることが多いということです。

 

これは髪の毛の長い女性やカラーやパーマなどで髪が傷んで絡まりやすい方などには

必要かもしれませんが、短髪健康毛の男性には不要な油分です。

もともと皮脂の分泌量の多い男性が、

さらに油分を多く含んだシャンプーを使用する必要はありません。

 

こういった油分は髪や頭皮に残りやすいように処方されているので、

結果として必要以上の油分を髪や頭皮に残すことになります。

 

そもそも男性がシャンプーする目的の一つは、

脂汚れを洗い流すことではないでしょうか?

 

そういった方には『透明』なシャンプーをお勧めします。

 

※もちろん男性でも髪の毛の艶や手触りを求める方は、

『白濁色』のシャンプーを使用しても問題ありません。

 

2 シャンプーに洗浄力を求めるな!!

 

男性は女性と比べると、皮脂が多く分泌されるため、

「頭皮が夕方になるとべとべとする。早く家に帰ってしっかり洗いたーい!!」

なんて男性も多いのではないでしょうか?

洗浄力の強いシャンプーでごしごし頭皮をこすって、

髪がキュッキュッときしむくらいで「やっと洗った感じがする」という声をよく聞きます。

 

しかし30分後。

再び皮脂が分泌されてすぐに頭皮や肌がベトベトになってしまうなんて経験ありませんか?

 

人の体は本当によく出来ています。

皮脂を過剰にとりすぎると「あれっこれでは足りないのかな?」と焦ってしまい、

さらに大量の皮脂を出してしまうのです。

つまり洗えば洗うほど皮脂の分泌量は増えてしまう可能性があります。

 

さらに一般的なシャンプーは汚れを効率よく落とすために、

洗浄力の強い界面活性剤を使用しています。

特に男性は、サッと濡らしてすぐにシャンプーを付けて汚れを落とそうとする方が大半です。

だから、洗浄力が強いシャンプーでないと汚れが落ちないのです。

 

ではどうすればよいのでしょう?

しっかりお湯で汚れを落とす習慣を身に付けましょう。

 

ぬるま湯で10分しっかり洗えばほとんどの汚れは落ちると言われています。

しかし、なかなか10分もお湯で髪を洗い続けることが出来る人はいません。

しかし出来れば3分、最低でも1分はお湯で汚れを流す習慣を身に付けましょう。

今までのシャンプーの半分の量でも、十分に泡が立つことにビックリするはずです。

 

今まで使用していたシャンプーは洗浄力が強い可能性があります。

容器の成分の最初に『ラウレス硫酸〇〇』や『ラウリル硫酸〇〇』と書かれていると

洗浄力の強いシャンプーの可能性があります。

 

お湯でしっかりすすぐ習慣が身に付いたら、洗浄力の弱いシャンプーを選んでください。

具体的には『低脱脂』のものや、『サルファイト(硫酸系)フリー』をうたっているものがお勧めです。

分からない場合は、理美容師さんに相談すると良いでしょう。

 

3 薬用シャンプーの力はすごい。

 

シャンプーには化粧品医薬部外品があります。

ほとんどのものが化粧品ですが一部、医薬部外品のものがあります。

 

医薬部外品と化粧品の違いは、効果・効能があるかどうかです。

化粧品は主に表面を美しく整えるものであり、効果・効能は期待できません。

一方、医薬部外品のシャンプーには、国が認める「有効成分」が配合されており、

効果・効能が認められております。

 

具体的には、「フケがとまる」「かゆみが収まる」「抜け毛が減る」などといった

効果・効能をうたっている商品があります。

そして実際にかなりの効果があります。

特に「フケ」「かゆみ」に関しては、すぐに実感できるものがあります。

 

医薬部外品のシャンプーは、『薬用』と記載されている場合もありますので

注意して商品を見てみてください。

薬用シャンプーのほとんどが頭皮専用シャンプーです。

 

髪は爪と同様に死んでいる細胞なので一度傷んだら元に戻すことはできません。

表面を疑似的に補修するくらいです。だから化粧と同じなんです。

一方、頭皮は皮膚なので再生が可能です。有効成分を処方することにより、

再生のスピードを上げたり、皮脂の量をコントロールすることが出来ます。

 

化粧品と比べややコストはかかりますが、その分効果も期待できます。

フケやかゆみといった症状でお悩みの方にはお勧めですが、

特に悩みがない場合は薬用シャンプーを使う必要はないかと思います。

 

まとめ

男性がシャンプーを選ぶ際には、まずは自分に必要なシャンプーな何なのか考える必要があります。

男性でもカラーやパーマで髪が傷んでいる方は、

女性が使うようなヘアケア重視のシャンプーも良いと思います。

 

しかし大半の男性はヘアケアの意識は低いはずです。

むしろ気になるのは頭皮ではないでしょうか。

 

そんな方は今回ご紹介したようなポイントを意識して頭皮に優しいシャンプーを使用することで、

『フケ』『かゆみ』『臭い』『抜け毛』といった悩みを解消できる可能性があります。

 

最後に私が理美容師さんにご紹介している男性専用シャンプーをご紹介します。

よろしかったら参考にしてください。

 

清五郎シャンプー 1000ml

定価 3,300円(税込)

手荒れに悩む理美容師さんのために作られた業務用シャンプーを一般の方向けにリメイクしたシャンプーです。手荒れの原因である洗浄成分に徹底的にこだわり、サトウキビ由来の植物性界面活性剤『アルキルグルコシド』を配合。皮膚に優しく脂汚れもしっかり落とす高機能シャンプー。余計な油分を含まないので、全身洗うことも出来ます。一人使用でおよそ1年使用できます。

 

 

 

 

2代目清五郎シャンプー 1000ml

定価 4,400円(税込)

清五郎シャンプーにメントールを配合し、清涼感をプラスしたタイプです。通常クールシャンプーは洗浄力が強いのですが、程よい清涼感とマイルドな洗浄力が人気です。清五郎シャンプーを使用している方が二代目を使用するとほとんどの方が切り替えるくらいの人気です。香りもさわやかな柑橘系で好評です。

 

 

 

 

コタセラスパ シャンプー 300ml

定価 2,750円(税込)

頭皮専用シャンプの最高峰。弊社取り扱い商品の中でも圧倒的人気がこちらの商品です。医薬部外品の薬用シャンプーです。人気の秘密はトップクラスの保湿力と圧倒的な低刺激低脱脂の洗浄力。有効成分も配合されており『フケ』『かゆみ』『臭い』などでお悩みの方も1週間使用すると違いを実感できる高機能シャンプー。

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