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次亜塩素酸水を空間噴霧する為の3つのポイント

この記事の目次

次亜塩素酸水の空間噴霧への注意喚起がされていますが、一理ある部分もあるかと思います。あまりにも情報が混乱しており、メーカーが推奨している使用法と異なる方法で噴霧している場面を多々見受けます。

しかし、正しい使用法で使えば安心安全で大変便利なものです。

今回は弊社で取り扱いのある次亜塩素酸水専用超音波噴霧器を基に情報をまとめてみました。

空間除菌に使用する噴霧器に関しては3つのポイントがあると思います。

 

1 加湿器には種類がある


加湿器には、加温式・超音波式・ハイブリット式(加温と超音波の両方)があります。次亜塩素酸水を空間噴霧する際に使用できるものは超音波式です。

加温式やハイブリットタイプに入れても効果は全くありません。超音波式でも種類があります。

また、次亜塩素酸水専用超音波噴霧器は、除菌成分を微粒子化し広範囲に噴霧できるように作られています。

 

 

 

 

 

 

2 耐塩素コーティングの有無


次亜塩素酸水専用の超音波噴霧器には耐塩素コーティングが施されています。次亜塩素酸水は金属を腐食するためです。

市販の超音波噴霧器には耐塩素コーティングがなされておりません。連続して使用するとすぐに金属の劣化を招き故障の原因となります

また、耐塩素コーティングをされていても定期的にお手入れはしてください。カルキや錆などが付着して故障の原因となる場合があります。

 

 

 

 

 

3 インターバルモードの有無

 

次亜塩素酸水専用超音波噴霧器には、インターバル設定がついているものがほとんどです。インターバル設定とは、噴霧時間をコントロールする機能です。使用薬剤が減り、コストを抑えることが出来ます。

メーカー推奨の噴霧時間は、3分噴霧/7分停止です。これで室内に十分有効成分が行き届くと言われています。室内に人が多かったり、汚れやにおいが強い場合は噴霧時間を長くするなどで調整する場合もあります。

本体中央上部に「03」と青く数字が写っているかと思います。これは、噴霧3分/停止7分のインターバル設定を意味します。

 

 

 

以上簡単ですが、空間噴霧する際のポイントをまとめてみました。

 

しかし、実際に使用するとほとんど臭いも色もないので本当に効果があるのか疑問に思う方も多いようです。本当に室内全体に除菌成分が届いているのか私自身も疑っていました。

 

そこで効果を実験したこともあります。

 

簡単な実験でした。希釈しないで原液を入れて通常通り(インターバル設定 3分噴霧/7分停止)に使用しました。

すると・・・12坪程度の事務所内が霧の中のようなぼんやり白い状態になりました。目に見える蒸気は噴霧口から1m程度で消えてしまいますが、高濃度にすることで可視化できました。つまり成分は見えなくなっても微粒子となり、空間を漂っていることが分かりました。

 

原液でなくても高濃度にすることで臭いで効果を実感できます。効果を検証したい方はぜひお試しください。

 

※しかしこの実験の際、室内にいたスタッフが喉の痛みや頭痛を訴えて来ました。つまり高濃度で使用すると人体への影響はあると思います。高濃度とは希釈倍率噴霧量噴霧時間です。

 

 

【空間除菌する際の使用上の注意】

1 希釈濃度

弊社推奨の使用条件は、希釈倍率は400ppmの原液を8倍希釈(およそ50ppm)を推奨しています。50ppmの薬液を噴霧すると室内は30ppm程度の有効塩素濃度になります。30ppmを下回ると効果低下の恐れがあります。また30ppm以上の高濃度にしても効果に影響は大きくないことが分かっています。使用目的が、消臭や花粉対策の場合は更に希釈濃度を薄くして使用することもあります。

 

2 噴霧時間

弊社推奨の噴霧時間はインターバル機能を使用した場合、3分噴霧/7分停止です。これで充分室内に有効成分が広がります。加湿が目的の場合はやや物足りないかと感じるかと思います。その際は5分噴霧/5分停止でご使用ください。連続噴霧することで室内の有効塩素濃度が高くなりすぎる可能性があります。前述したとおり有効塩素濃度が高くなっても効果に大差はないとのデータがありますので、コスト面でも負担になるため、長時間連続使用する場合は、インターバルでの使用をお勧めします。

 

3 噴霧量

商品によって設定は変わってきますが、ほとんどの噴霧器で噴霧量は調整できます。使用する部屋の面積に応じて調整しますが、弊社が取り扱っている商品の最大適用床面積は30畳(15坪)です。それ以上の規模の場合は、複数の噴霧器を用意して対応して頂くか、業務用の大型噴霧器の導入をお勧めします。

 

 

以上の数値は、研究機関に依頼して実際の空間除菌の菌の減少効果の検証や吸入による人体への安全性の確認を行ったうえで設定されています。データが必要な方はご連絡ください。

   資料1  ドライ噴霧システムの霧の吸入に関する安全指標

   資料2  診療室落下細菌検査

 

※ 市販の超音波噴霧器での効果の有無に関しては、私はデータがございませんので肯定も否定もできません。ご了承下さい。

 

 

弊社で取り扱っている次亜塩素酸水専用超音波噴霧器は現時点では2タイプございます。

GL-2828はインターバル機能付きで長時間連続使用に向いています。ヘアーサロンなどの店舗で使用する方はこちらをご検討ください。

OVI-88070はインターバル機能が付いていません。会議室や応接室など長時間連続使用しない部屋で一時的に空間除菌する環境に向いています。

 

 

 【ランニングコスト重視・長時間連続使用する方向き】  

  欠品中。予約受付中。

  商品名    GL-2828   

  定価  40,000円(税別)

  最大30畳(15坪)まで対応のハイパワー

  インターバル運転機能

  耐塩素コーティングされた超音波振動子

  3段階切り替え可能の発生量調節機能

  水位がはっきり見える大型5Lタンク

  サブ吹出口で多方面に噴霧が可能     

 

 

 【導入コスト重視・使用頻度が低い部屋で使用する方向き】  

 在庫あり。

 商品名    OVI-88070   

 定価     15,000円(税別)

 最大30畳(15坪)まで対応のハイパワー

 オフタイマー付き(2h・4h・6h・8h)

 耐塩素コーティングされた超音波振動子

 3段階切り替え可能の発生量調節機能

 上部給水型大型5Lタンク

 ※インターバル機能は付いていません。

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