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第1回 理美容業界の全体像を見てみる。

この記事の目次

 

現場で働くあなたへ・全5回シリーズ

あなたの仕事場の「今」を
数字で知ろう

お客様の数・お店の売上・業界全体の流れ

——毎日働いていてもなかなか見えない「業界の全体像」を、

わかりやすいデータで一緒に確認していきましょう。

第 1 回

まず知っておきたい!理美容業界の全体像——38万店舗、77万人の世界

「自分のお店って、業界全体から見るとどのくらいの位置にいるんだろう?」

そう思ったことはありませんか。

まずは日本全国のデータを見ながら、

あなたが働く業界の「大きさ」を実感してみましょう。

今の業界、ひと目でわかる数字

美容所(美容室)数
27.4万
軒(令和5年度)
理容所(理容室)数
11.0万
軒(令和5年度)
合計店舗数
38.4万
軒(業界合計)
市場規模(全体)
2.68兆
円(2025年上期推計)

厚生労働省のデータによると、

全国の美容室は27万4,070軒、理容室は11万297軒で、

合わせて約38万4,000軒が営業しています。

日本の人口は約1億2,400万人なので、

計算するとたった322人に1軒という割合です。

スーパーマーケット(約2万店)やコンビニ(約5.6万店)よりもずっと多い。

私たちの業界がいかに「生活に身近な存在」かが、この数字からよくわかります。

「理美容室は全国で38万軒。これは全国の信号機(約20万基)の約2倍の数です。
それほど、日本人の日常に深く根付いた仕事なんです。」

20年間で何が変わった?お店の数の移り変わり

美容室・理容室 店舗数推移
出典:厚生労働省 衛生行政報告例 各年度版
美容室(左軸)
理容室(左軸)
美容室は2000年代から増加し続け、理容室は減少傾向にある。

グラフを見ると、美容室は20年以上ずっと増え続けています

令和5年度も過去最高を更新中。一方で理容室は1990年代後半をピークに、

ずっと減り続けています。2012年からは11年以上連続でマイナスです。

この差は、単なる流行のせいではありません。

理容室が減っている一番の理由は「お店を引き継ぐ人がいない」こと。

理容室の経営者の60%以上が60歳以上というデータがあり、

若い人が新しく理容師になる数が美容師に比べてとても少ないことが大きな問題になっています。

現場で働く人の数は?

美容師数
57.2万
人(令和4年度)
理容師数
20.7万
人(令和3年度)
1店舗あたり美容師数
2.1
人(全国平均)
理容師 新規免許取得
1/15
美容師の約15分の1

美容師の数は前の年より約1万人増えて57万1,810人。一方、理容師は減り続けていて、

新しく理容師の免許を取る人の数はなんと美容師の約15分の1しかいません。

また、1店舗あたりの平均スタッフ数が美容室で2.1人という数字は、

ほとんどのお店が少人数や一人でやっていることを示しています。

実際、全国の90%以上が個人経営のお店です。

あなたのお店の形とも近いかもしれませんね。

📌 第1回のまとめ|3つの大事なポイント

  • 理美容室は全国に38万軒以上。コンビニの約7倍という、実はとても大きな業界です
  • 美容室はどんどん増えているけど、理容室はずっと減り続けている。同じ業界でも全く違う動き
  • 1店舗の平均スタッフは2.1人。少人数でお店を回している現場がほとんどです

 

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