メニュー設計と価格設定で
客単価を無理なく上げる方法
値上げせずに売上を伸ばす!メニュー構成の戦略的な考え方
Vol.4 / 5
集客と並んで重要なのが「客単価」の向上です。値上げをしなくても、
メニューの組み方を工夫するだけで売上は着実に伸ばせます。
お客様に無理に高額メニューを押しつけるのではなく、
「得に感じてもらいながら単価を上げる」設計が、長期的な売上アップの鍵です。
セットメニューで単価を自然に上げる
単品メニューしか用意していない美容室は機会損失をしている可能性があります。
例えば「カット+カラー+トリートメント」をセット価格で提供すると
バラバラに頼むより割安に感じてもらいながら、
合計売上は上がります。
マクド〇ルドのセットで考えてみるとそうですよね。
単品よりもセットの方がお得感も出すといいでしょう。
お客様にとっては「一度で全部整えられる」という利便性も魅力です。
エントリー(カットのみ)
・スタンダード(カット+カラー)
・プレミアム(フルコース)
このように3段階構造にすると、お客様は自然と真ん中のスタンダードを選びやすくなります。
これは「松竹梅効果」と呼ばれる心理的な仕組みで、多くの業界で活用されています。
「今日はトリートメントもいかがですか?」という押しつけより、
「最近乾燥が気になるとおっしゃっていましたよね。
今日はトリートメントをプラスすると、しっとり感が長持ちしますよ」
という個別提案の方が断然受け入れられやすくなります。
カルテで把握した情報を活かした提案が効果的です。
価格設定の考え方
価格設定で多くの美容室が陥りがちなのが「競合より安くすれば集まる」という考え方です。
価格競争は消耗戦になりやすく、利益を圧迫します。
大切なのは
「価格に見合った価値を感じてもらえるか」です。
技術・接客・空間・
アフターフォローの質を高めることで、
適正価格以上の価値を提供することを目指しましょう。
また、定期的な「メニュー見直し」も重要です。
昨今世界情勢が不安定につき、いろいろな材料が値上がりする危険性が今もなお
はらんでいます。6月からまたいろいろと値上げするとの話も・・・。
材料費・人件費・光熱費の上昇に合わせ、
少しずつ価格を改定することは、健全な経営のために必要なことです。
値上げの際はLINEやSNSで丁寧に理由を説明することで、
お客様の理解を得やすくなります。
施術売上だけでなく、ヘアケア商品の店販も売上の柱として育てましょう。
技売りの一輪車よりも、店販もついた二輪車の方がより経営という乗り物が安定するイメージです。
「このシャンプー、実際に使っているんですが、
△△さんの髪質にぴったりだと思うんです」という実体験を交えた紹介は、
お客様の購買意欲を高めます。店販の粗利は高く、売上全体の底上げになります。
最終的には、店販だけでも買いに来てくれるお客様が増えると、より売り上げもあがります。
回数券・定額プランで安定収益をつくる
月額定額制(サブスクリプション)や回数券の導入も、
安定した売上をつくる有効な手段です。
※回数券に関しては、嫌悪感持つ方も一定数いらっしゃるのは承知したうえであえて
このご時世なので書かせていただきます。
「月1回のカット+トリートメントを定額で」というプランは、
お客様にとっては「毎月の美容費が読める」という安心感があり、
サロン側にとっては毎月の売上が確保できるというメリットがあります。
これは、経営者側にとってはとても安心できますよね。
まとめ:客単価アップは「押しつけ」ではなく「自然な提案」が基本。
- 松竹梅の3段階メニュー設計で自然に単価を上げる
- カルテ情報を活かした個別プラスメニュー提案をおこなう
- 価格競争より「価値の提供」で差別化を図る
- ヘアケア商品の物販で売上の柱を増やす
- 定額プランや回数券で毎月の安定収益をつくる






