美容室で働くあなたへ——27万軒のなかで、売上はどうなってる?
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「うちの売上って、業界的にどのくらいなんだろう?」
「お客様の単価って平均と比べてどう?」
日頃なんとなく感じている疑問を、データで確認してみましょう。
📊 出典:ホットペッパービューティーアカデミー 美容センサス2024〜2025年上期
業界全体の売上とお客様の単価
ホットペッパービューティーアカデミーの2025年上期のデータによると、
美容室業界全体の売上は1兆3,884億円で、前の年より2.5%増えています。
特に注目したいのが女性のお客様1回あたりの平均金額が7,668円と過去5年で一番高いこと。
2020年と比べると600円以上も上がっています。
男性のお客様の美容室利用も年々増えていて、
2024年は特に30代男性が前年より約7%も増加。
男性のお客様を取り込めているお店は、今まさに追い風の中にいます。
「うちは女性中心だから男性はちょっと…」と思っているサロンにとっては、
新しいチャンスの扉が開いているかもしれません。
実際、1店舗の月の売上はいくら?
「業界全体で1兆円以上」と言われても、自分のお店の話としてはピンとこないですよね。
もう少し身近な数字で見てみましょう。
厚生労働省の調査では、
1日に来るお客様の平均は約11人、
お1人あたりの平均金額は約6,118円とされています。
| 経営規模 | 想定スタッフ数 | 月間売上目安 | 年間売上目安 |
|---|---|---|---|
| 一人経営 | 1名 | 約72〜90万円 | 約860〜1,080万円 |
| 小規模 | 2〜3名 | 約150〜200万円 | 約1,800〜2,400万円 |
| 中規模 | 5〜8名 | 約300〜500万円 | 約3,600〜6,000万円 |
| 大型店 | 10名以上 | 約500万円〜 | 約6,000万円〜 |
ここで注目したいのが手元に残るお金(利益)の割合の違いです。
スタッフを雇っているお店では、売上のうち利益として残るのは7〜10%ほど。
でも一人でやっているお店では、人件費がかからない分、
売上の約55%が利益になる計算です。
「一人でやるほうが儲かる」という声が多いのには、こういう理由があります。
業界の正直な現実——明るいデータの裏側
数字は伸びているとはいえ、現場は楽ではありません。
実は全国の美容室の半分以上(56.6%)が月の売上170万円以下というデータがあります。
お店が増え続ける中で、お客様の取り合いが年々厳しくなっているのが現実です。
自分が指名してもらえる美容師でいることの大切さが、改めてわかります。
もう一つの大きな課題が離職率の高さ。
美容師の資格を持っているのに美容室で働いていない人(潜在美容師)がとても多く、
「登録者数は増えているのに人手が足りない」という不思議な状況が続いています。
せっかく好きな仕事についたのに辞めてしまう人が多い業界だからこそ、
働く環境を少しずつ良くしていくことが大事です。
📌 第2回のまとめ|美容室業界のリアルな今
- 業界全体の売上は好調。女性の平均客単価7,668円は過去最高
- でも全体の半分以上のお店が月売上170万円以下。競争はとても激しい
- 男性のお客様が増えているのは大きなチャンス。メンズメニューへの対応が差をつける
- 一人経営は利益率が高い。少人数・高付加価値型のお店が増えているのはこのため





